Baton 補聴器専門店

2026/07/01

補聴器 器種紹介

補聴器のモード設定

今回は、「楽器を持ち込める測定室」のコラムでもご紹介した、補聴器のモード設定について詳しくご説明します。
Batonのお客様からも、ご趣味の話題として伺うことの多い「音楽」に関する設定についても触れていきます。
説明してくれるのは、この方!
Baton浦和パルコ店認定補聴器技能者の三宅です。趣味でエレキギターを弾いています。普段はラウドロックを好んで聴きます!同じように音楽が趣味の方はお気軽にお声がけください。


補聴器のモード設定とは何ですか?

補聴器のモード設定とは、1つの補聴器の中に、使用するシーンに合わせた「きこえ方の設定」を保存し、切り替えることができる機能です。
器種やグレードによって異なりますが、4つ程度モードを入れることができる器種が多いです。
一番多く設定するのは「会話モード」です。周りの環境音を抑えて、話し手の声をききやすくなるよう調整した設定を、1番良く使うモードとして入れる方が多いです。


他にどんなモードを入れる方が多いですか?

テレビを視聴する時のモードを入れる方や、家の中と外出時のモードを使い分ける方は比較的多くいらっしゃいますし、音楽を楽しむためのモードを入れる方もいらっしゃいます。
お仕事で使われる方で印象的だったのは、タクシー運転手をされている方から、後部座席のお客様の声もききとりやすい設定にしたい、とご相談いただいたことです。
このように、趣味やお仕事などでアクティブに過ごされている方ほど、複数のモード設定をご希望いただくことが多いように感じます。
Batonでは、当店でご購入いただいた補聴器の調整については、複数モードを設定する場合でも、追加費用をいただいておりません。また、調整が合わないと感じた場合には、何度でも再調整していただくことができますし、ご使用になられている途中でモードを増やすことも可能です。

※メーカーや器種によって、モード設定数には制限があります。


「音楽モード」について詳しく教えてください。

音楽鑑賞をより自然な音で楽しむための「音楽モード」をはじめから備えているメーカーや器種もあります。
AI搭載モデルでは、会話をよりクリアにするため、周囲の雑音を抑制したり、突発的な音の大きさを和らげたりする音声処理が自動的に行われています。しかし、音楽を聴く際にこの機能が働くと、音が揺れるような感覚があったり、金属的な響きになってしまったり、音の余韻が消えてしまうと感じる場合があります。
「音楽モード」とは、こうした補聴器特有の音声処理を音楽を聴くために最適化した設定です。これによって、本来の音に近い自然な響きで音楽を楽しめるよう設計されています。

※きこえには個人差があります。 


楽器演奏でも「音楽モード」は使えますか?

音楽モードは音楽鑑賞に適した設定になっている場合が多いため、楽器演奏で使用する場合には、きこえが合わないと感じる方もいらっしゃいます。そのため、楽器を演奏される方にはわたしたち認定補聴器技能者が一人ひとりの演奏シーンに合わせて、よりきめ細かなオーダーメイドの設定を行っています。
例えば、バイオリンの演奏をされる方の例をあげてみます。

バイオリンは耳に近いところでおおよそ100dB前後の比較的大きな音が鳴ることもあるため、会話モードの設定のまま演奏すると、うるさく感じる場合があります。
楽器演奏は、演奏シーンによってききたい音が変わるのも特徴です。バイオリンの場合、オーケストラ本番の演奏では、ご自身の音と周りの様々な楽器の音もバランスよくききたいですし、練習の場面では、指揮者の指示や仲間との会話も大切にしたい、とご要望をいただくこともあります。 そのため、演奏するとき用のモード設定をされる方が多くいらっしゃいます。


楽器演奏時の調整はどのように行いますか?

Batonでは演奏時の状態で調整をできるように2つのサービスでモード設定のサポートをしています。
1つ目は楽器を持ち込んで演奏しながらきこえの確認ができる、防音室での調整です。音楽にも詳しいスタッフが、測定データと演奏時のきこえ方のご自身の感覚を伺いながら調整をいたします。
2つ目は「リモート調整サービス」です。実際に演奏したいシーンの中でリモート調整をすることができます。

※お使いのスマートフォンや、補聴器の器種によっては、リモート対応が難しい場合があります。
※リンク先のコラムで詳細を記載しています。是非ご覧ください。

音楽のある暮らしをこれからも大切にしたいというお気持ちに寄り添って、補聴器の調整を致します。お気軽にご相談ください。

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