聴力測定は何をするの?何がわかるの?
こちらのページでは、「聴力測定」について解説します。
Batonでは、補聴器のご購入を検討している方に、聴力測定を行っていますが、どんな測定をすることで何が分かるのか、きいてみましょう!
解説してくれるのは、この方!
Baton浦和パルコ店認定補聴器技能者の三宅です。
三宅:
日本酒と温泉が好きです!おすすめの日本酒や、秘湯をご存じの方は是非教えてください!
健康診断で実施する、聴力測定では何がわかるんですか?
三宅:
健康診断の聴力測定は、一般的に低い音(1,000Hz)と高い音(4,000Hz)の2種類の高さの音を様々な大きさできいて、きこえの状態を確認する測定です。健康診断の聴力測定で問題なかったのに、実生活ではききとりが難しい時があるという方、Batonにも多くご来店されています。
じつはこの測定、短時間で実施できるメリットはありますが、スクリーニング(ふるい分け)を目的としたものですので、日常生活でのきこえの状態を詳しく知るには、より多くの項目での測定を参考にする必要があります。日常生活できこえづらさを感じて困った経験がある方は、詳細な測定を耳鼻科でしてもらうことをお勧めします。
詳細な測定とはどのようなものですか?
三宅:
まずは「骨導聴力測定」があります。
健康診断の測定では耳のあなを通して音をきいていますが、骨導聴力測定は音を骨の振動に変えて、耳の奥にある感覚器官である蝸牛(かぎゅう)へダイレクトに届ける測定です。『耳のあなを通したきこえ』と『骨からのきこえ』の差を比べることで、きこえにくさの傾向を把握し、補聴器の装用がお役に立ちそうかどうかの参考にもなります。
『骨からのきこえ』とは…わかりやすい例をお話すると、録音されたご自身の声を聞いたとき、自分の声と違う、と感じた経験はありませんか?
これは普段のきこえが、『耳のあなを通したきこえ』+『骨からのきこえ』が混ざっているのに対して、録音した音は、『耳のあなを通したきこえ』のみのため、違ってきこえるという現象がおこっています。
他にはどんな測定がありますか?
三宅:
言葉のききとりの測定などがあります。これは、音がきこえるかきこえないか、ではなく、「あ」「し」「ぱ」などの単音が正しくききとりできるかを確認します。この測定では難聴の場合に、補聴器の装用をして効果がありそうか、難聴の傾向を把握するための参考になる測定です。
このほかにも、健康診断の聴力測定よりも細かい音域で測定をしたり、騒音の中でどれくらい会話のきき取りができるか、なども測定します。
より自身にあった補聴器選びのためにも、いろいろな測定が必要なのですね。
三宅:
そうですね。日常生活できこえに困るシーンがあったり、周りのご家族のきこえで気になることがあれば、健康診断の結果だけを参考にするのではなく、耳鼻咽喉科の専門医を受診されることをお勧めします。
わたしたち認定補聴器技能者も、補聴器装用の検討のために聴力測定をし、きこえの状態が、補聴器によるサポートが適しているかどうかを一緒に確認することもできますので、お気軽にご相談ください。
※本コラムの内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療行為や医学的な診断・アドバイスを行うものではありません。